新潮流として食を「つなぐ人」を考える

今回の西日本支部の勉強会は、JFJ会員の料理家・山脇りこさんを講師にお迎えします。
勉強会のテーマは、山脇さんが近年、取り組んでいる食における「つなぐ人」の発掘と、その今日的な意義についてです。

山脇さんは、2019年からダイナースカードが発行する会員誌「シグネチャー」で「つなぐ人」の連載を開始されています。この取材を通して、日本に従来からあった生産者と小売店や消費者をつなぐ目利きの仲卸や問屋とは、少しだけニュアンスの違う存在として「つなぐ人」を捉えてみたいと、考えられたそうです。
「どんな生産者と、どんな消費者をつなぐのか? どうつなぐのか? その先にどんな客がいるのか? その全貌が見える位置に立ち、そこにかかわる全員をボトムアップさせることのできる隠れた演出家のような」そんな「つなぐ人」の人物像が浮かび上がってきたそうです。
食材の流通について自由度が増し、ネットでなんでも簡単に産直のものが買えるようになった今だからこそ、食を「つなぐ人」の存在意義があるのではないか。これまで、あまり表舞台に登場してこなかった仲卸(場合によっては問屋)や、これから求められる新しいタイプの仲卸人を紹介しながら、彼らのどこが新しいのか、彼らの魅力を通して食を「つなぐ人」の現在とこれからを語っていただきます。

今回の勉強会でご紹介いただける「つなぐ人」は、次の方々です。
◆新保吉伸氏
滋賀県南草津で1987年創業の精肉店「サカエヤ」を経営する。日本中のシェフが「新保さんの手当てした肉を買いたい」と列をなす。肉の神様と言われる男。
◆前田尚毅氏
静岡県焼津で創業60年をこえるサスエ前田魚店4代目。「前田の魚でなければ」と、全国の料理人が指名する男。
◆奥津爾氏
長崎県雲仙市千々石で、全国でも珍しい自然栽培や在来種の野菜を中心に扱う直売所「タネト」を営む。

【講師プロフィール】山脇りこ(やまわき・りこ)
料理家。料理研究家。長崎出身。東京、代官山で料理教室リコズキッチンを主宰。旬を大切にした家庭料理に、海外生活や旅で得たエッセンスを加えて、“作る楽しみ”とともに提案している。
生家は観光旅館で新鮮な山海の幸、四季のしつらえに囲まれて育つ。ライフワークとして続けている「だしの教室」は、ル・コルドンブルー(東京)や、農林水産省のワークショップとしても開催。また、調味料マニアで国内外の伝統的な製法を守る蔵を回り、伝統調味料の教室も行っている。
あさイチ(NHK総合)や、3分クッキング(NTV)をはじめ、テレビ、ラジオ、雑誌などでも活躍中。
『昆布レシピ95』(JTBパブリッシング)で料理本のアカデミー賞と言われるグルマン世界料理本大賞2014グランプリ受賞。『かけこみおだし塾』(講談社/日本図書館協会選定図書)、『もてなしごはんのネタ帳』(講談社/『Banzai Banquets: Party Dishes that Pack a Punch』英訳され北米を中心に発売)。
『野菜のたのしみ』(小学館)、『1週間のつくりおき』『いとしの自家製』(ぴあ)、『酔っぱらっててもできる、10分おつまみ』(カドカワ)など著書多数。
『明日から料理上手』(小学館)は『明天開始,輕鬆做好菜』として、台湾で翻訳出版され、この数年、台湾でもイベントや料理教室を開催している。
http://rikoskitchen.com/


《開催概要》———————————————————

テーマ
新潮流として食を「つなぐ人」を考える
日 時
2022年3月24日(木)19時~20時30分(18時30分より開場)
開催方法
オンラインのみ(Zoom)
講 師
山脇りこ氏(料理家、JFJ会員)
進 行
小山伸二(JFJ会員)
JFJ会員・学生:無料申込フォーム
非会員(オンライン:ZOOM) 1,000円Peatixにて参加費を徴収
◆非会員の方でPeatix以外のお申込みをご希望の場合はコチラから
定 員
80人(@オンライン:ZOOM)
お知らせ
*お申込み完了後、 開催当日までに申込登録されたメールアドレスあてに
 オンライン放送のURLをお送りします。
 開催時刻前に届かない場合は、JFJ事務局にメールでお問い合わせください。
 なお、必ずJFJ事務局のメールアドレス(info@jfj-net.com)を「連絡先」等に
 ご登録ください(弊会からのメールが拒絶される場合があります)。
*事前参加登録いただいた皆様には、後日YouTube動画を限定配信いたします。
(不具合で視聴できなかった方、急遽欠席になった場合も御覧いただけます)
お問い合わせ
JFJ事務局
携帯:090-5002-6961
FAX:0467-95-9354
info@jfj-net.com

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