「食品添加物の誤解を解く―消費者はなぜ誤解をするようになったのか」

・講 師:西島基弘・実践女子大学名誉教授
・進 行:小島正美(JFJ代表幹事)
・会 場:日比谷図書文化館(千代田区日比谷公園1-4)
・参加者:53名
・文 責:小島正美

講演要旨
 食品添加物への誤解を助長しているのは、根拠なく不安を煽るメディアである。これはある種、犯罪だと思っている。作り話をして消費者を惑わせて、何が言論の自由でしょうか?。食品添加物はそもそも政府が厳しく安全性を確認して許可されたものです。そのことをもっとメディアは一般の人に報道してほしい。どんな食品にも、さまざまな微量の化学物質(アセトアルデヒド、鉛、カドミウム、ヒ素、クロム、ホルムアルデヒドなど)が含まれているが、微量なので健康への影響はありません。毒性のある化学物質でもごく微量なら大丈夫だ。どの化学物質にもいえるが、人に毒性があるかどうかは「量」次第だ。そういう基本的なことも、もっとメディアは報じてほしい。講演を通じて、メディアへの厳しい批判が続いた。確かに一部とはいえ、根拠なく不安を煽るメディアがいまも健在だ。西島先生の意見は傾聴に値するものと感じた。

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