第9回「食生活ジャーナリスト大賞」受賞者決定 授賞式のご案内と報告

食生活ジャーナリストの会(JFJ、代表幹事 畑中三応子、会員数130人)は、第9回「食生活ジャーナリスト大賞」(2024年度)の受賞者を厳正なる審査により決定しました。授賞式は3月26日(水)に開催いたします。ご多用のこととは存じますがぜひ取材いただきたくお願いいたします。授賞式は会場+オンライン(Zoom)のハイブリッドで配信いたします。

「食生活ジャーナリスト大賞」は食に関する情報発信や食文化(食育、料理、調理、地場産業の振興、食文化の継承など)の分野において、すぐれた活動や業績を残している個人または団体を顕彰するもので、2016 年に創設されました。ジャーナリズム部門と食文化部門の 2 部門からなります。
第9回「食生活ジャーナリスト大賞」受賞者は以下の通りです。

◆第9回食生活ジャーナリスト大賞受賞者◆

ジャーナリズム部門
 女子栄養大学出版部『栄養と料理』

食文化部門
 漫画家 よしながふみ氏

各受賞者の功績、詳細は、リリース文 (PDF) をご参照ください。

代表幹事 畑中三応子

《授賞式概要》———————————————————

【日時】3月26日(水)19:00~20:30(受付:18:45~)

【会場】日比谷図書文化館4Fスタジオプラス小ホール
(東京都千代田区日比谷公園1-4/TEL:03-3502-3340)
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/#access
*オンライン会議(ZOOM)も同時開催します。

【式次第】

19:00 開会あいさつ/畑中三応子(代表幹事)
19:05  表彰式 盾の授与
19:35  来賓祝辞/日向志郎様(農政ジャーナリストの会(JAJA)会長)
19:45  受賞者スピーチ

◉ジャーナリズム部門/女子栄養大学出版部『栄養と料理』
 浜岡さおり氏(『栄養と料理』編集長)

◉食文化部門/漫画家 よしながふみ氏
 *受賞者スピーチ代読(よしなが氏のご登壇はありません)

20:05  質疑応答
    記念撮影
20:30  閉会

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◆第9回食生活ジャーナリスト大賞受賞者◆

<ジャーナリズム部門>
【受賞者】女子栄養大学出版部『栄養と料理』
【授賞理由】1935年の創刊以来、栄養学に基づく健康な食生活の情報発信を行ってきた功績。
【講評】食事をテーマに戦前から刊行されている老舗の月刊誌で、「美味しく、理にかなった食事による健康を人々に普及させたい」という志のもと、栄養学や食品学に基づく知識や料理法を一般向けに伝え続けてきた。雑誌の歩みはまた、変化の大きかった日本の食生活の記録にもなっている。2011年から現在も続く企画「佐々木敏がズバリ読む栄養データ」を連載、それまで日本でなじみが薄かった栄養疫学の考え方を研究者以外にも広めるきっかけを作った。

<食文化部門>
【受賞者】漫画家 よしながふみ氏
【授賞理由】『モーニング』(講談社)で連載中の作品『きのう何食べた?』で、日常の食の営みを描きつつ、食が取り持つ人間関係や交流を浮かび上がらせ、現代日本の今を捉えている点。
【講評】作品は、弁護士の筧史朗(シロさん)とその恋人で美容師の矢吹賢二(ケンジ)の暮らし、また彼らを取り巻く人々の物語を描いている。毎回、シロさんの詳細な料理シーンが登場、献立も詳しく記述され、そうした食生活の描写を通じて、人々の関係性を深め、支えるという食の役割を浮き彫りにしている。美食や調理をテーマにした漫画作品は数多いが、食の営みを描くことで、現代日本の日常のありようを描写している点に独自性があると言える。
<よしながふみ氏プロフィール>
1971年、東京都生まれ。94年に『月とサンダル』でデビュー。主な作品に『西洋骨董洋菓子店』 『フラワー・オブ・ライフ』など。2004年から20年まで連載した『大奥』で、第13回手塚治虫文化賞マンガ大賞や第42回日本SF大賞などを受賞。2007年に連載を開始した『きのう何食べた?』は、2019年に第43回講談社漫画賞一般部門を受賞。ドラマ化、映画化もされている。

【授賞式のダイジェスト動画】


【お問い合わせ】
JFJ事務局 info@jfj-net.com
担当:miruhana
携帯:090-5002-6961

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