2022年6月9日 2022年度第2回勉強会のお知らせ

広告から考える食とジェンダー

リアル開催+オンライン会議(Zoom使用)

 「食とジェンダー」は、これから勉強会で切り込んでいきたいテーマのひとつ。吉野家問題の記憶も生々しい6月は、ジェンダー論の研究者である東京大学教授・瀬地山角さんをお招きし、食の広告とジェンダーをテーマに、炎上したCMなどを見ながら、ジェンダーをめぐる広告のあり方についてお話しいただき、食品のCMを中心に議論します。

 瀬地山さんのジェンダー論の講義は、受講者が500人を超え、立ち見が出るほどの人気講義。日本テレビ「世界一受けたい授業」の東大生100人へのアンケートで〈東大の人気講義No.1〉に選ばれました。

 オンラインにすっかりなれたといっても、リアル参加はやっぱり違います。今回はハイブリッド開催ですので、抱腹絶倒で爆笑が起こるという瀬地山さんのお話をぜひ生で体験しにきてください。もちろん、オンライン参加も大歓迎です。

 事前の質問は、テーマに直接関係がなくても「こんなことを知りたい・聞きたい」「このことに関して、瀬地山先生はどう考える?」等々、食とジェンダーに関する幅広い疑問でも構いません。ふるってお寄せください。

【講師プロフィール】
瀬地山 角(せちやま・かく)

1963年生まれ、奈良県出身。東京大学大学院総合文化研究科教授。北海道大学文学部助手などを経て2009年より現職。この間にソウル大学に留学し、ハーバード大、カリフォルニア大バークレー校で客員研究員。専門はジェンダー論、主な著書に『炎上CMでよみとくジェンダー論』(光文社新書)、『ジェンダーとセクシュアリティで見る東アジア』(編著)『お笑いジェンダー論』『東アジアの家父長制』(ともに勁草書房)など。10年間2人の子供の保育園の送迎を一手に担い、今でも普段の夕食作りを担当するジェンダー論の研究者。


《開催概要》———————————————————

テーマ
広告から考える食とジェンダー
日 時
2022年6月9日(木)19時~20時30分(18時45分より開場)
場 所
日比谷図書文化館4Fスタジオプラス小ホール
(千代田区日比谷公園1-4/TEL:03-3502-3340)
*オンライン会議(ZOOM)も同時開催します。
講 師
瀬地山 角 氏(東京大学大学院教授)
司会進行
畑中三応子(JFJ代表幹事)
参加費/申込
JFJ会員・学生:無料申込フォーム
非会員1,000円Peatixにて参加費を徴収
◆非会員の方でPeatix以外のお申込みをご希望の場合はコチラから
定 員
40人(@会場)
70人(@オンライン:ZOOM)
お知らせ
*お申込み完了後、 開催当日までに申込登録されたメールアドレスあてに
 オンライン放送のURLをお送りします。
 開催時刻前に届かない場合は、JFJ事務局にメールでお問い合わせください。
 なお、必ずJFJ事務局のメールアドレス(info@jfj-net.com)を「連絡先」等に
 ご登録ください(弊会からのメールが拒絶される場合があります)。
*事前参加登録いただいた皆様には、後日YouTube動画を限定配信いたします。
(不具合で視聴できなかった方、急遽欠席になった場合も御覧いただけます)

 

お問い合わせ
JFJ事務局
携帯:090-5002-6961
FAX:0467-95-9354
info@jfj-net.com

2022年4月27日 2022年度定期総会

会員限定:第33回定期総会の報告

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2022年5月11日 2022年度第1回勉強会のお知らせ

国産ジビエの現状、課題、そして魅力

リアル開催+オンライン会議(Zoom使用)

第1回勉強会の講師は、藤木徳彦さんです。
藤木さんは、本年度の食生活ジャーナリスト大賞の食文化部門を受賞されました。その授賞式では、「国産ジビエの現状と魅力」についてスピーチもしていただきました。

今回の勉強会の形で、国産ジビエの現状、課題について参加者の皆さんと双方向のディスカッションの場を作ります。
ジビエの誤った仕入れや、「生食」などの食べ方を推奨するようなマスコミ報道の問題点を検証したうえで、参加者と一緒に正しいジビエの活用法とその普及について、考えます。
問題意識としては、もし、いま大きな食品事故が起きたら、ジビエ振興に対して厚労省より規制がかかり、やはり野生獣(鹿、いのしし)は危険な食べ物だと一般の方々に認識されてしまう可能性があります。
日本において豊かなジビエの食文化を定着させる意味でも、食のジャーナリズムの果たすべき役割は大きいと思われます。

今回の勉強会では、下記の4つの観点を、参加者の皆さんとの意見交換を交えながら、進めていきます(講演会スタイルではなく、双方性を持った「勉強会スタイル」を作っていこうと思います)。

➀そもそも国産ジビエ(鹿、猪)は2014年に厚生労働省が衛生管理に関するガイドラインを策定するまで食肉、食品ではなかった。それ以前は、地域のなかの食文化として存在し、飲食店は猟師から直に野生獣肉を仕入れしていた。

➁安心・安全を見える化し、衛生管理に関するガイドラインを客観的にチェックする仕組み、2018年に農林水産省が制定した国産ジビエ認証制度について。

➂ジビエの生食は禁止。衛生的に加熱して、しかも固くならず美味しい加熱調理が求められる。栄養価、機能性にすぐれた肉である一方、衛生面ではウイルス、細菌、寄生虫などのリスクを抱えているので、肉の中心温度75度1分と同等の加熱時間、加熱温度(65度15分、66度11分など)細かい検証が必要になってくる。

➃これから国産ジビエの目指す方向としては、飲食店だけではなく、一般家庭に食文化として定着させていきたい。一時的なブームに終わらせないためにも、安全・安心・美味しいことが必要である。

【講師プロフィール】藤木徳彦(ふじき・のりひこ)
オーベルジュ・エスポワール・オーナーシェフ、日本ジビエ振興協会代表理事。東京都生まれ。駒場学園高校食物科卒業後蓼科高原のオーベルジュで修行。肉、魚、野菜の卸業を経験した後、1998年オーベルジュ・エスポワールをオープン。地元食材を追求し、地元食材を使った料理教室や食育講座、大学・高等学校の講師も務める。著書に 「フレンチで味わう信州12か月」(信濃毎日出版社)「旨いぞ!シカ肉」(農文協)「フレンチシェフが巡る ぼくが伝えたい山の幸 里の恵み」(旭屋出版)がある。<日本ジビエ振興協会>ジビエ料理の普及拡大で増え続ける鳥獣被害を減らし、地域の活性化や社会貢献の実現を目指してNPO法人を設立。2017年に一般社団法人となった。


《開催概要》———————————————————

テーマ
国産ジビエの現状、課題、そして魅力
日 時
2022年5月11日(水)19時~20時30分(18時30より開場)
場 所
日比谷図書文化館4Fスタジオプラス小ホール
(千代田区日比谷公園1-4/TEL:03-3502-3340)
*オンライン会議(ZOOM)も同時開催します。
講 師
藤木徳彦氏(オーベルジュ・エスポワール・オーナーシェフ、
               日本ジビエ振興協会代表理事)
司会進行
小山伸二(JFJ幹事)
参加費/申込
JFJ会員・学生:無料申込フォーム
非会員1,000円Peatixにて参加費を徴収
◆非会員の方でPeatix以外のお申込みをご希望の場合はコチラから
定 員
30人(@会場;入場条件:マスク着用/入場前検温・手指消毒)
70人(@オンライン:ZOOM)
お知らせ
*お申込み完了後、 開催当日までに申込登録されたメールアドレスあてに
 オンライン放送のURLをお送りします。
 開催時刻前に届かない場合は、JFJ事務局にメールでお問い合わせください。
 なお、必ずJFJ事務局のメールアドレス(info@jfj-net.com)を「連絡先」等に
 ご登録ください(弊会からのメールが拒絶される場合があります)。
*事前参加登録いただいた皆様には、後日YouTube動画を限定配信いたします。
(不具合で視聴できなかった方、急遽欠席になった場合も御覧いただけます)

 

お問い合わせ
JFJ事務局
携帯:090-5002-6961
FAX:0467-95-9354
info@jfj-net.com

2022年3月24日 2021年度西日本支部第4回勉強会の報告

新潮流として食を「つなぐ人」を考える

・演 題:新潮流として食を「つなぐ人」を考える
・講 師:山脇りこ (料理家、JFJ会員)
・進 行:小山伸二
・参加者:オンライン参加49名
・文 責:小山伸二
**************

料理家の山脇りこさんを講師に迎えて、日本で昔から生産者と小売店や消費者をつないできた「目利きの仲卸や問屋」の存在を、現代的な視点で考える勉強会を開催した。

山脇さんが連載している『シグネチャー』(ダイナースカードの会員誌、35万部)で登場した三人の「つなぐ人」が紹介された。

【講演内容】
①精肉を扱う新保吉伸さん
新保さんは、滋賀県南草津で1987年創業の精肉店「サカエヤ」を経営。
日本中のシェフが「新保さんの手当てした肉を買いたい」と列をなす。メディアでも多く取材され、いまや「肉の神様」とまで言われる。
単なる美味の探究の前に、美味しい肉とは何か?を改めて真摯に考え、新保さんが、美味しいと本気で思う肉だけを扱っている。
結果的に、格付けのA4、A5といった不自然にサシが入った肉ではなく、健康に育てられた肉にたどりついた。北海道の完全放牧牛や、阿蘇の草原で育った牛、価値が認められてこなかった経産牛、また近江牛でも、サシを意図的に入れたりはしない信頼できる生産者によるものなど、新保さんのところでしか買えない肉ばかりになった。つまり、新保さんは、肉を売る=新しい価値観を売っている、新たな美味しい肉の定義を提案していると、山脇さんは捉えている。
山脇さんは、これからの、仲卸、目利きは、ただの御用聞きではダメだと考えている。
生産者と、シェフと、イーブンな関係で、提案し、ウィンウィンを作り出せる人。それが、いま、これから、求められるつなぐ人だ。
その結果、豊かな食文化に貢献できたら、さらに素晴らしい。
たとえば、一般流通では間違いなく値がつかない128ヶ月齢の経産牛。健康な牛だ。そんな経産牛に、「手当てをして、そのシェフが作りたい料理に沿うようにして、届ける」そんな仕事(「手当て」と呼ぶ)をする新保さん。
従来の「格付け」とは違う、美味しさ、価値観を生み出し、消費者(料理人たちも含め)にも届ける。
こうしたつなぎ方で、ビジネスとしても成功していることに、山脇さんは注目する。慈善活動では長続きしない。それをビジネスにきちんとすることによって、次世代が憧れる職業にもなる。
さらには、これが、持続可能な事業にもなっているのが、素晴らしい。

②鮮魚の前田尚毅さん
前田さんは、静岡、焼津で創業60年をこえる「サスエ前田魚店」4代目。
「前田の魚でなければ」「目利きの凄さをこれほど感じたことはない」「千尾の鯵から最高の1尾を選べる人」「前田さんに魚を『注文』したことはない。彼が見極め、仕立てた魚を送ってもらい、それを料理して、お客さんが喜んでくれる。それでいい」と、全国の、しかもトップをゆく料理人たちが全幅の信頼を寄せる存在だ。
そんな料理人たちの期待に応えるように、前田さんは、「それぞれの料理人の顔を思い浮かべて仕立てる」。全国の取引先のミシュランの「星」の数は、80を超えた。(ご本人は、星の話は嫌うが。)
「漁師、市場、私たち(魚屋)、そして料理人、それが全部つながって、お客さんに食べてもらうことを意識したら、もっともっと魚は美味しくなる。食べたい人が増える」「口に入れた瞬間の香り、柔らかいだけじゃない噛み応え、食感、咀嚼して温度が上がったところでのあまみ、うまみ、ぜんぶひっくるめて魚のおいしさ。刺身には刺身の、天ぷらには天ぷらの、焼き魚には焼き魚の、おいしいさがある。そのゴールにむけて、魚を見極め、仕立てたい。最高の魚が2尾あったら、どっちにするか? 究極の選択の決め手になる仕立てがあると思う。ただし、私一人ではできない、漁師だけでも、料理人だけでもできない。やっぱりリレー。みんなでおいしくする」と。
特に前田さんには、静岡、駿河湾の魚でつなぐ、と言う自らに課している使命がある。
駿河湾の魚で、漁師、流通、料理人をつなぎたい。
ここでも、すべての魚が豊洲に行く、マグロが高級、と言った価値をがらりと変えている。金目鯛や、太刀、鯵、カツオといった魚を、引き上げた瞬間から、仕立てあげるまで連携して、最高の魚にする。
それらはまずは地元の信頼する飲食店へ行き、駿河湾の魚を食べるために、全国から人が静岡に来ることを、願い、チームで切磋琢磨している。

③在来種野菜の奥津爾さん
奥津さんは、長崎県雲仙市千々石で、全国でも珍しい自然栽培や在来種の野菜を中心に扱う直売所「タネト」を営む。
東京から移り住んだ奥津さんは、 生産者でもないし、目利きの問屋、仲卸でもない。いわば、「新人の八百屋」さんだ。
その立場で、「つなぐ」新しいタイプのつなぎ方だ。
奥津さんは、「種とデザイン」「種の学校」などの講座やイベントを企画し、在来種の野菜や種取り農の魅力を発信し、種取り農家や、自然栽培農家、彼らが作る野菜に光が当たる仕組みを実現しようとしている。
「新たな、在来種野菜の〝シーン〟を作りたい」と言う。
単なる商品の売り買いで、中に立ちつなぐだけではなく、webやSNS、イベントを仕掛け、ムーブメントを起こすことで、うねりを作り出している。そこから、興味をもつ料理人や、消費者が増え、在来種を育てる農家や、種取り農家が増え、さらには彼らが、しっかり自立したプロ農家になるように、とも考えている。
これまで、仲卸や問屋は表に出てくることはなかった。しかし、取材、紹介しているような、新たな「つなぐ人」は、ただ注文をとるだけではない。新しい価値を生み出して、農家や漁師、シェフや消費者に提案し、いずれも、そろって高みを目指すキーマンだ。
だからこそ、彼らはビジネスマンとしても秀逸であると、取材を通じて山脇さんは強く感じている。
今までの固定観念を覆し、これも美味しいでしょ?と新たな価値感を提示して、関わるみんなを幸せにする。ここでしか買えない、ここでしか食べられないを、いかに生み出すか?
そのためにも、「つなぐ人」は、一流の起業家であり、ビジネスマンである必要もあるのだ。
さらに、イニシアティブを発揮して、「これが私の商品」「これが私の流通のさせ方」「これが私が思う一級品」と自信を持って発信できる人でもある。

これからの豊かな食文化のために、「食」の全体を俯瞰でき、目利きでもある「食」のコンダクター(単なるレストランコーディネイターとは違う)のような存在が求められる。そんななかで、新しい職業として「つなぐ人」が、ますます重要になるだろう。

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2022年1月25日 2021年度第5回勉強会の報告

〈シェフたちのコロナ禍〉を語る

・演題:〈シェフたちのコロナ禍〉を語る
・講 師:井川直子(文筆業)
・進 行:畑中三応子(食生活ジャーナリストの会)
・参加者:会場参加9名/オンライン参加30名
・文 責:畑中三応子
**************

『シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録』(文藝春秋)は、最初の緊急事態宣言下、自主休業するべきか営業を続けるべきか、ほかに道があるのか何をすればよいのか…と、未曾有の事態に煩悶するシェフたちの生々しい肉声の記録である。著者の井川直子さんに、取材のきっかけから本ができるまで、その後の反響などを語っていただいた。

■衝動的にはじめた取材
2020年の3月、飲食店がコロナ感染のもっともリスクの高い場所とみなされ、客が遠のきはじめていたころ、東日本大震災のときに抱いたのと同じ無力感を感じていた。そんなとき、シェフたちが口々にしたのが「何が正解なのかわからない」という言葉。SNSにもこの言葉があふれていた。
彼らにはいま道がない。それに続く言葉を見つけたくて、ほかの人たちがどう考えているか、知りたいのだ。飲食店で働く人たちを近い場所から見てきた第三者の自分にできるのは、さまざまな声を聞き取って文字にして伝えること。それなら書ける。彼らの「何が正解なのかわからない」に向かって歩き出した。

■書記係に徹する
話を聞いたのは、これまで雑誌で取材したことのある主に個人店のシェフや経営者34名。スピード感をもって行数制限なく自由に書くため、個人で発信ができ、なおかつ開かれたメディアであるウェブの「note」に発表の場を定めた。スタートしたのは緊急事態宣言発令の翌日、4月8日。刻一刻と状況が変わる激動の日々ゆえタイトルは「○さん、○月○日の答」とし、筆者の意図はなるたけ入らないよう書記係に徹した。目標は1日1人だったが、結果的には1.6日に1人のペースで書いた。

■見つけた書籍にする意義
5月25日に緊急事態宣言が解除され、段階的に世の中が動き出し、自分の役割は終わったと、5月28日の34人目をもってペンを置いた。文藝春秋から書籍化が決まったものの、正直なところnoteでの連載で完結したと感じていたとき知ったのが、聞き書き文学の傑作『チェルノブイリの祈り』。ノーベル文学賞を受賞したスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチによるこの作品を読み、ウェブの記録はいつか消えてしまうが、50年後、100年後の人々に、いまの私たちの心臓の鼓動まで伝えられるのが書籍なのだということに思い至った。

■心臓の鼓動を伝えるための工夫
どんなに苦しく、痛ましい出来事も、私たちは忘れがちだ。そこで書籍化にあたり、記憶をとどめるためのいくつかの工夫をした。まず、全体を時系列の7章立てにして各扉にその時点での状況がわかるリードを書いた。巻末には2019年12月から2021年1月まで、日本の動き・飲食関連の動き・世界の動きを記した年表をつけた。2020年10月に書籍用の追加取材をし、春は下を向いて苦悩していた彼らが前を向いて立ち上がり、たくましく生きていった道程も記録した。

■想像もしていなかった反響
本が出ると自分では想像もしていなかったほどの大きな反響があり、多種多様のメディアで書評が掲載された。社会に波紋を広げられたのは、コロナ禍で不要不急の筆頭に挙げられた飲食業に従事し、働く誇りを奪われて「何のためにこの仕事をしているのか」と自問自答した彼らの言葉に、あらゆる職業や立場を超えた普遍性があったからではないか。書籍にした意義を実感することができた。

井川さんは最後に「34人の〈答〉は、あのときしか聞けなかった価値のある言葉。50年後、100年後の人々にも響き、役立ててほしいと思う。なぜこの仕事を選んだのか、原点を突きつめていったシェフたちには本当に感銘を受け、自分にとっても道しるべになる本になった」と結んだ。料理人への深い尊敬と愛情をひしひしと感じる勉強会だった。
質疑応答では、井川さんが取材にテープを使わなかったことがわかり、ニュージャーナリズムの旗手トム・ウルフがテープもメモもとらず、あれだけの大作を書いた事実を思い起こさせたことを付け加えておく。

2022年3月11日

第6回「食生活ジャーナリスト大賞」受賞者決定 授賞式のご案内

~受賞者のスピーチを聞きませんか~

食生活ジャーナリストの会(JFJ、代表幹事 畑中三応子、会員数149人)は、第6回「食生活ジャーナリスト大賞」(2021年度)の受賞者を厳正なる検討の結果決定しました。授賞式は3月30日(水)に開催いたします。ご多用のこととは存じますがぜひ取材いただきたくお願いいたします。授賞式はオンラインで配信いたします。

「食生活ジャーナリスト大賞」は食に関する情報発信や食文化(食育、料理、調理、地場産業の振興、食文化の継承など)の分野ですぐれた活動や業績を残している個人または団体を顕彰するもので、2016 年に創設されました。ジャーナリズム部門と食文化部門の 2 部門からなり、今年度は生前の功績をたたえた特別賞も授与します。第6回「食生活ジャーナリスト大賞」受賞者は以下の通りです。

◆第6回食生活ジャーナリスト大賞受賞者◆

ジャーナリズム部門
 文筆 井川直子氏

食文化部門
 オーベルジュ・エスポワール オーナーシェフ 藤木徳彦氏

特別賞
 ジャーナリスト 遠山敏之氏

各受賞者の功績、詳細は、リリース文 (PDF) をご参照ください。

代表幹事 畑中三応子

《授賞式概要》———————————————————

【日時】3月30日(水)19:00~20:30(受付:18:45~)

【会場】日比谷図書文化館4Fスタジオプラス小ホール
   (東京都千代田区日比谷公園1-4/TEL:03-3502-3340)
    https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/#access
   *オンライン配信(zoom)

【式次第】

 19:00  代表幹事挨拶
 19:05  表彰式 盾の授与
 19:35  受賞者スピーチ

     ◉ジャーナリズム部門 井川直子氏
     「『#何が正解なのかわからない』から『シェフたちのコロナ禍』へ」

     ◉食文化部門 オーベルジュ・エスポワール オーナーシェフ 藤木徳彦氏
     「国産ジビエの現状と魅力」

     ◉特別賞 株式会社フードリンクグループ 取締役編集局長 小山裕史氏
     「ジャーナリスト遠山敏之さんを偲んで」

 20:20  質疑応答
 20:30  閉会

【申込み】授賞式の取材を希望される場合はコチラ より
     3月27日(日)までにお申し込みください。
     *お申込みWEB入力に不具合がある場合は、下記事務局までお問合せください。

【お問い合わせ】
JFJ事務局 info@jfj-net.com
担当:miruhana
携帯:090-5002-6961
FAX:0467-95-9354

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2022年3月24日 2021年度西日本支部第4回勉強会のお知らせ

新潮流として食を「つなぐ人」を考える

今回の西日本支部の勉強会は、JFJ会員の料理家・山脇りこさんを講師にお迎えします。
勉強会のテーマは、山脇さんが近年、取り組んでいる食における「つなぐ人」の発掘と、その今日的な意義についてです。

山脇さんは、2019年からダイナースカードが発行する会員誌「シグネチャー」で「つなぐ人」の連載を開始されています。この取材を通して、日本に従来からあった生産者と小売店や消費者をつなぐ目利きの仲卸や問屋とは、少しだけニュアンスの違う存在として「つなぐ人」を捉えてみたいと、考えられたそうです。
「どんな生産者と、どんな消費者をつなぐのか? どうつなぐのか? その先にどんな客がいるのか? その全貌が見える位置に立ち、そこにかかわる全員をボトムアップさせることのできる隠れた演出家のような」そんな「つなぐ人」の人物像が浮かび上がってきたそうです。
食材の流通について自由度が増し、ネットでなんでも簡単に産直のものが買えるようになった今だからこそ、食を「つなぐ人」の存在意義があるのではないか。これまで、あまり表舞台に登場してこなかった仲卸(場合によっては問屋)や、これから求められる新しいタイプの仲卸人を紹介しながら、彼らのどこが新しいのか、彼らの魅力を通して食を「つなぐ人」の現在とこれからを語っていただきます。

今回の勉強会でご紹介いただける「つなぐ人」は、次の方々です。
◆新保吉伸氏
滋賀県南草津で1987年創業の精肉店「サカエヤ」を経営する。日本中のシェフが「新保さんの手当てした肉を買いたい」と列をなす。肉の神様と言われる男。
◆前田尚毅氏
静岡県焼津で創業60年をこえるサスエ前田魚店4代目。「前田の魚でなければ」と、全国の料理人が指名する男。
◆奥津爾氏
長崎県雲仙市千々石で、全国でも珍しい自然栽培や在来種の野菜を中心に扱う直売所「タネト」を営む。

【講師プロフィール】山脇りこ(やまわき・りこ)
料理家。料理研究家。長崎出身。東京、代官山で料理教室リコズキッチンを主宰。旬を大切にした家庭料理に、海外生活や旅で得たエッセンスを加えて、“作る楽しみ”とともに提案している。
生家は観光旅館で新鮮な山海の幸、四季のしつらえに囲まれて育つ。ライフワークとして続けている「だしの教室」は、ル・コルドンブルー(東京)や、農林水産省のワークショップとしても開催。また、調味料マニアで国内外の伝統的な製法を守る蔵を回り、伝統調味料の教室も行っている。
あさイチ(NHK総合)や、3分クッキング(NTV)をはじめ、テレビ、ラジオ、雑誌などでも活躍中。
『昆布レシピ95』(JTBパブリッシング)で料理本のアカデミー賞と言われるグルマン世界料理本大賞2014グランプリ受賞。『かけこみおだし塾』(講談社/日本図書館協会選定図書)、『もてなしごはんのネタ帳』(講談社/『Banzai Banquets: Party Dishes that Pack a Punch』英訳され北米を中心に発売)。
『野菜のたのしみ』(小学館)、『1週間のつくりおき』『いとしの自家製』(ぴあ)、『酔っぱらっててもできる、10分おつまみ』(カドカワ)など著書多数。
『明日から料理上手』(小学館)は『明天開始,輕鬆做好菜』として、台湾で翻訳出版され、この数年、台湾でもイベントや料理教室を開催している。
http://rikoskitchen.com/


《開催概要》———————————————————

テーマ
新潮流として食を「つなぐ人」を考える
日 時
2022年3月24日(木)19時~20時30分(18時30分より開場)
開催方法
オンラインのみ(Zoom)
講 師
山脇りこ氏(料理家、JFJ会員)
進 行
小山伸二(JFJ会員)
JFJ会員・学生:無料申込フォーム
非会員(オンライン:ZOOM) 1,000円Peatixにて参加費を徴収
◆非会員の方でPeatix以外のお申込みをご希望の場合はコチラから
定 員
80人(@オンライン:ZOOM)
お知らせ
*お申込み完了後、 開催当日までに申込登録されたメールアドレスあてに
 オンライン放送のURLをお送りします。
 開催時刻前に届かない場合は、JFJ事務局にメールでお問い合わせください。
 なお、必ずJFJ事務局のメールアドレス(info@jfj-net.com)を「連絡先」等に
 ご登録ください(弊会からのメールが拒絶される場合があります)。
*事前参加登録いただいた皆様には、後日YouTube動画を限定配信いたします。
(不具合で視聴できなかった方、急遽欠席になった場合も御覧いただけます)
お問い合わせ
JFJ事務局
携帯:090-5002-6961
FAX:0467-95-9354
info@jfj-net.com