「JAJA/JFJ特別研究会と懇親会」の報告

農政ジャーナリストの会(JAJA) ・食生活ジャーナリストの会(JFJ)共催納涼懇親会報告

  • 日時:2016年8月30日(火)
  • 特別研究会:17:00~18:15 懇親会:18:30~19:45
  • 於:NHK青山荘(東京都港区南青山)
  • 参加者:JAJA/44名 JFJ/16名
  • まとめ:佐藤達夫

特別研究会

講師:石破茂衆議院議員
テーマ:地方創生と食を巡る最近の動き

 8月30日に行なわれた今年のJAJA・JFJ共催特別研究会には、8月3日の内閣改造まで内閣府特命担当大臣(国家戦略特別区域担当)兼地方創生担当大臣であった石破茂衆議院議員をお招きした。冒頭に「30年間の議員生活の中で防衛関係も長く努めてきたので防衛が専門だと思われているかもしれないが、自分では農林屋だと思っている」と、簡単な自己紹介。
 日本の人口減少はすでに現実のものとなり、それに伴う生産力の衰退も、このままでは確実に訪れるということを、具体的な数字を次々に示しながら明らかにしてゆく。そして、それを救うのは、工業・商業・貿易の陰で長い間軽視され続けてきた農林水産業と食品と観光だと提言。
 その主役を担うのは霞ヶ関でも永田町でもなく、間違いなく地方であり、これまでの列島改造論や田園都市構想とは異なる、地方創世政策であると強調。その実例として、ジビエの実践、孤島の教育論、木造建築の重要性、移動式のレストラン等々の「地方の成功例」を次々と紹介しながら持論を展開した。
 会場からのTPPに関する質問にも丁寧に対応し、時間ぴったりに終えて颯爽と退席したところは、次に日本を背負って立つ政治家らしい一面を垣間見せたといっていいだろう。

懇親会

 第2部の懇親会は、例年通り村松真貴子会員の鮮やかな進行の元、小島JFJ代表の挨拶に始まり、小山JFJ副代表の「中締め」まで、和やかにかつ盛大に行なわれた。懇親会にはJFJからは12名が参加したが、友好団体と交流を深める貴重な機会なので、より多くの会員の参加を希望したいところ。

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