2007年8月21日 2007年度第2回勉強会

「言葉で伝える食情報」の報告

JFJ平成19年度第2回勉強会報告

  • 「言葉で伝える食情報」
  • 講師:村松真貴子会員
  • 平成19年8月21日、19:00~20:30
  • 於:家の光会館会議室

まとめ:佐藤達夫

 残暑の厳しい8月21日に開催された第2回の勉強会は、元NHKキャスター・村松真貴子会員による「言葉で伝える食情報」である。勉強会の中身は、「話し方の実践」であったため、概略を文章で報告することは不可能。今回は私個人の感想文で報告に代えたいと思う。

 JFJ会員は、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ等の媒体で仕事をしているジャーナリストで構成されている。そして放送関係者を除いて、会員の多くが食情報を文章で伝えていることだろう。そのため、文章の書き方については、学校で専門的に学んだり、先輩から指導を受けたり、独学で工夫をしたりと、日々研鑽を積んできたはずである。

 しかし、「話し方」となると、わざわざ勉強したり、他人から指導を受けたりしたことのある人は少ないようだ。「話すこと」を教わる機会に恵まれなかったり、その必要性を感ずることがなかったからであろうが、一方では、「文章と違って、話すことくらい教わらなくてもできる」という過信があるのではなかろうか。少なくとも、私個人に関して言えば、「ものごころついたときからおしゃべりしているので、今さら教わることがあるとは思えない」というおごりがあった。

 しかし、今回の勉強会で、「話し方のプロ」である村松会員が提供してくれた「話し方情報」は、そんな私の常識(非常識?)を根底から覆すものだった。

 発声の仕方はもちろん、話すときの姿勢の保ち方、体を楽器として使うための呼吸法、笑顔で話すことの重要性、緊張しないコツ、聞く人をリラックスさせる自己紹介のテクニックなど、基本的な技術から応用の心構えまで、細部にわたって教えていただいた。

 しかも、驚いたことに、そのすべてのケースで、村松氏は「悪い例」と「良い例」を実際に見せてくれた。また、たった90分という短時間の間に、参加者(○○名)全員が、何度も話し方を体験させられるという、密度の濃い勉強会であった。調音(いわゆる早口言葉のようなもの)の練習では、いかに自分の普段の話し方が「いい加減なモノ」であるかを思い知らされた。今回のように、みんなの前で「恥ずかしい思い」をした勉強会は、未だかつてなかったといえる。

 文章にも「仕事で使える(つまり金がとれる)」ものとそうでないものがあるように、話し方にも「プロのもの」と「素人のもの」があることを、多くの参加者が実感したのではないだろうか。

 食育ブームとやらで、JFJ会員も、いろいろな場面で多くの人を対象に話をする機会が増えたように思う。今回は、そういう意味でも、まさに目から(喉から?)ウロコが落ちた勉強会となった。願いいたします。