会の目的、考え方

■食生活ジャーナリストの会(JFJ)とは・・・

官庁などにはそれぞれ「記者クラブ」があり、また、たとえば演劇記者会、服飾記者会といった専門記者のクラブもありますが、「食」の記者会はありませんでした。ちなみに米国には、「新聞フード・エディターズ&ライターズ協会」という全国組織があり、会員数は約250人。食情報の交換、種々のセミナー開催、この分野の専門職育成などをしています。

日本の食生活がかつてない速度で変化し、さまざまな問題が生じているいま、食生活情報にかかわるジャーナリストが直面する課題も、かつてないほど大きく重くなってきました。そこで、同じ立場の者同士、共通する課題には協力して立ち向かい、同時に、食ジャーナリストとしての自らの資質を互いに高め合いたい・・・。こうした思いを持つ者が集まって、食生活ジャーナリストの会(JFJ)が設立されました(1989年)。

会員は 新聞、通信社、テレビ、ラジオ、雑誌や書籍などの出版関係、フリーランス、それぞれの現場で食生活の問題に取り組むジャーナリストたちです。官庁などの「記者クラブ」と異なって媒体は多岐にわたり媒体に属さない人も会員になっています。最近はフリー・ジャーナリストも増え、テレビや出版界では制作部門の外部化が進行中。そうした傾向を先取りした、新しい時代のジャーナリスト集団を目指しています。

この会の機能は、自分たちの自己研修や情報交換にとどまらず、より積極的に食生活情報の「受信」「発信」をしています。

まず「受信」。記者クラブ制度に抵触することなく、独自の会として、食生活に密着した情報を受ける態勢をとります。官庁や関連諸機関、学問・研究機関、食品業界、調理、健康、食文化その他の諸分野から、食情報を伝えたいむねの連絡があれば、検討のうえ会員名簿をお渡しして直接ご通知いただく、あるいは会員が集まってご説明いただく。逆に会の方から会員の要請があったテーマのブリーフィングやレクチャーをお願いするなどの活動をしています。

つぎに「発信」。食の問題に取り組むジャーナリストの立場から行政、食品業界、流通、一般消費者、そして会員相互に向けて、問題提起などを積極的に行なっています。そのひとつが毎年開催している公開シンポジウムであり、またこのホームページです。そして当然ながら各会員は、活字、映像、音声、通信などさまざまな媒体を通じて、それぞれの読者、視聴者に最新情報を発信しています。

人間の命を支えている「食」の進化進歩する情報、ときに退行する情報を、最新の時点で勉強している会でありたいと、一同心がけております。