食の文筆家、井川直子さんが聞き取り取材をスタートしたのは、最初の緊急事態宣言発令の2020年4月7日直後。外食バブルから一転、不要不急な三密空間と見なされた飲食店。当初補償もなく、自主休業か営業継続かの判断を一身に背負ったシェフたち。その心情と行動とが手にとるようにわかるルポルタージュ『シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録』は、毎日・日経・読売・産経・朝日各紙の書評欄で紹介されるなど、2021年に刊行された食関連の書籍中もっとも注目された1冊です。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163913681
1月の勉強会では、著者の井川直子さんをお招きし、どのような気持ちから取材を始められたのか、そのときシェフたちはどうだったのか、そしていま飲食店の現状はどうなっているのかなど、いろいろとお話しいただきます。
【講師プロフィール】
井川直子氏
文筆業。料理人、生産者、醸造家など、食と酒にまつわる「ひと」と「時代」をテーマにした取材、エッセイを執筆。著書に『東京の美しい洋食屋』(エクスナレッジ)、『変わらない味 僕らが尊敬する昭和』(河出書房新社)、『昭和の店に惹かれる理由』『シェフを「つづける」ということ』(ミシマ社)、『イタリアに行ってコックになる』(柴田書店)など。2019年に私家版『不肖の娘でも』(リトルドロップス)も上梓。『dancyu』『食楽』ほか雑誌、新聞等でも連載中。
《開催概要》———————————————————
掲載日:2021/12/17 | カテゴリー:活動カレンダー