遺伝子組み換え食品、有機農産物、保健機能食品などの登場とともに、食品の表示がめまぐるしく変わってきている。本書は、食生活ジャーナリストの著者が、生活者の立場から複雑な食品表示のシステムを豊富な例題を交えてわかりやすく解説している。
昨今は世界中から食品が集まってくるし、また、元の食材がどういうものだったのかがまったくわからないほどに加工度の高い食品が出回っている。それだけに健康によい食材を選ぶためには、その手がかりとなる食品表示をきちんと読みとる知識が不可欠な時代だといえる。
本書では実際に市販されている食品を例にして解説し、「甘さ控えめ」「糖分控えめ」といったまぎらわしい表示のカラクリなどもタネ明かししており、食品選択の上でぜひ知っておきたい情報が満載されている。
(『グルメジャーナル』図書紹介記事より)
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