2018年11月20日 2018年度西日本支部 第2回勉強会の報告

「『子ども食堂』の現在とこれから」

・講 師:小倉祐輔 氏(NPO法人スマイルひろば 尼崎市 理事)
・会 場:エコール 辻 大阪
・参加者:29名
・まとめ:小山伸二

全国的に広がりをみせている「子ども食堂」。
子どもだけに限らず、地域において生きづらさを抱えているひとたちの「居場所」作りという実践をおこなっている尼崎市のNPO法人「スマイルひろば」。その理事の小倉祐輔氏をお招きして、「現場」のお話をじっくり聞かせていただきました。

まずは、小倉さんが行なった、尼崎市内での「子ども食堂」の実態調査についてもお話をいただきました。「食を通じたこどもの居場所」を実施している約30カ所での調査を踏まえた、尼崎市内の「子ども食堂」のリアルな現在を紹介していただきました。

小倉さんの所属しているNPOは、地域の青少年会館が廃止の危機に瀕したとき、とくに中高生世代の居場所作りに取り組んできました。地域の子どもたちが集まる場所を作る。それは、貧困、ネグレクトの抱える子どもだけではなく、いろんな背景を持っている子どもたちが集まってこれる居場所を作ること。また、子どもから、老齢者、子育て世代のお母さんたちなど、さまざまな世代の居場所作りにつながっていきました。

狭い意味での「子ども食堂」だけではなく、もっと広い、場作り、家庭でも学校(職場)でもない第三の場所として、学習支援や、おやつなどを出しながら、食を通じた子どもたちのゆるやかな居場所作りが、コミュニティーの再構築であったり、より広い意味での「公共食堂」の可能性へ開かれている、と実感することができました。