2014年12月13日 2014年度第7回勉強会のお知らせ

「江戸料理と江戸時代の料理本 八百善『料理通』」

~八百善で江戸料理を味わい、十代目・栗山善四郎氏にお話を伺う~

 「江戸料理」を召し上がったことはあるでしょうか。
 八百善は、“江戸料理茶屋”の草分け的存在。宝暦年間(1751-1763)より300年以上に渡って江戸料理の伝統を守り続けてきた料理屋です。
 文化・文政(1804~1830)の四代目の頃には、文人墨客が集い、狂歌作家・戯作者の太田蜀山人、画家の酒井抱一、文人画の谷文晁、南画の渡邊崋山など、錚々たる面々が贔屓に。他方、幕府や他藩の役人との会合や供応にも使われ、十一代将軍家斉が寄った記録があったり、大奥への出入りも許されていたとか。江戸末期にはペルリ饗応役を指名され、明治以降も政財界の一流人士や宮家にもしばしば利用されました。
 時に無理をせずにのれんを仕舞い、何度か休業することもありましたが、現在は鎌倉の地で、江戸料理の伝統を今に伝えています。
 その江戸料理のエッセンスを味わっていただきます。時代のある器も使われるので、それも楽しみのひとつ。
 『江戸流行料理通』は江戸時代の料亭が初めて著した、初編から四編までの料理本で、四代目が庶民の料理への啓蒙と普及をはかって発刊したもの。会席から本膳、精進、卓袱料理まで、そして具体的なレシピから調理器具の使い方など、江戸料理の伝統を伝える貴重な資料です。抱一、蜀山人、文晁を始め、時代の多くの第一人者が寄稿し、挿絵を描き、70年に渡るロングセラーとなりました。
 江戸を訪れた諸藩の武家や商人に、かさ張らず日持ちも気にならない手頃な土産としても喜ばれ、広く全国に流通、八百善の名を広める効果的な広告ともなったようです。
 出版物としても広告としても、当時の画期的なメディアであった『料理通』に関しても、いろいろとお話いただく予定です。

席数に限りがありますので、お早目にお申込みください(先着16名限定)

講 師
八百善 十代目 栗山善四郎氏
場 所
鎌倉市十二所33-2 鎌倉五大堂 明王院内「鎌倉八百善」
日 時
12月13日(土)12:00~
参加費
5,000円(当日お支払ください) 
※今回は、会員限定とさせていただきます。
申し込み
JFJ事務局
電話&FAX:042-554-3887
jfj-shoku@t-net.ne.jp