今年度最後の勉強会は、「タネ」がテーマです。JFJでは食をめぐる様々な問題を扱っていますが、食料の根幹にある「タネ」について、私たちは知らないことが案外多いのではないでしょうか。
現在私たちが口にしている青果物のほとんどは、F1種と呼ばれるタネによって栽培されています。F1種は一代限りのタネで、その特質を次世代につなぐことはできません。生産者は毎年、タネを種苗会社から購入して栽培することになります。かつてのように、自分で採種したタネで次の栽培を行うというサイクルが崩れて久しいのです。そして、日本のF1種のタネは、国内だけでなく、大半は世界各地で採種されています。なぜ、こうした事態になっているのでしょうか。
今後の食料問題を考える上でも、まずは日本のタネの現状を知っておきたいと考えます。今回は、日本を代表する種苗会社「サカタのタネ」の内山理勝さんにお話しいただく機会を得ました。ふるってご参加ください。
掲載日:2012/03/03 | カテゴリー:活動カレンダー